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研究方針

基礎看護学研究室では、感染管理、ケア提供システム、キャリア開発、ケア技術開発など患者、医療者の双方が満足できるより良い保健医療環境の実現を目指した研究に取り組んでいます。

主なテーマ

1手指衛生遵守率向上を目指した研究

医療関連感染を低減させるためにもっとも有効な手段が手指衛生です。しかし、医療従事者の手指衛生遵守率は約40%とされています。私たちは機械学習を活用した手指衛生遵守率の実態の把握とAIロボットによる医療および介護従事者への介入研究を実施しています。

デジタル技術を活用した感染対策の研究

動作検出とロボットを活用した手指衛生サーベイランスの自動化

  • 手首の動きの周波数応答を用いた機械学習により手指衛生イベントを特定

  • 教育・リマインド用ロボットの開発

  • マンパワー不足の解消
    専門家不在施設の遵守率調査
    継続的な手指衛生教育

2新しい教育機材開発とその効果検証に関する研究

近年、様々な分野で活用されているVR(バーチャルリアリティー)。私たちは、手指衛生教育用のVRを開発しました。WHOの手指衛生の5つのタイミングが学習できます。臨床の看護師、医師と一緒にリアルを追求して制作しました。現在、効果の検証を行っています。

新しい教育機材開発とその効果検証に関する研究01
新しい教育機材開発とその効果検証に関する研究02

3看護人材の育成、キャリア開発に関する研究

私たちは、変化の激しい時代を生きています。VR、ARを用いたトレーニング、オンラインでの学習など教育手法も変化しています。今の学習者に適した手法、科学的根拠に基づいた評価方法を検証し、未来に活躍する人材の育成、キャリア開発につなげたいと考えています。

  • 学生のプロフェッショナリズムを育む実習指導者のメンタリング能力向上プログラム構築
    (研究代表者:神戸女子大学 中岡亜希子教授,研究分担者:内海桃絵教授)
  • DOPS評価を用いたコンピテンシー基盤型新人看護師教育プログラムの開発
    (研究代表者:内海桃絵教授)

その他にも様々な研究を行っています。

  • 感染症に強い介護環境を提供する感染管理認定看護師によるプラットフォームの構築
    (研究代表者:兵庫医科大学 土田敏恵教授,研究分担者:内海桃絵教授)
  • 重症心疾患患者の全身・嚥下・栄養状態に応じた介入プログラム開発の効果検証
    (研究代表者:横浜市立大学 千葉由美教授,研究分担者:内海桃絵教授)
  • デジタルコンピテンシーに関する尺度DigiHealthComとDigiComInfの日本語版開発
    (研究代表者:大阪大学 山川みやえ准教授,研究分担者:内海桃絵教授)